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マンモグラフィ検査

Mammography

マンモグラフィ検査
について

マンモグラフィ検査について乳がんは体表に近い部位に発生するため、他のがんより早期発見がしやすいとされています。しかし、乳腺は硬い組織のため、一般的な胸部X線検査では異常を見つけにくいことがあります。
マンモグラフィは乳房を圧迫して平らにすることで、小さな病変も発見しやすく、被ばく量も抑えられる安全な検査です。通常の検診では斜め方向だけで撮影する場合もありますが、異なる方向から撮影することで小さな病変を発見しやすくなります。当院では、より精度の高い診断を目指し、乳房1つにつき上下と左右の2方向から撮影を行っています。

マンモグラフィ検査と
乳腺エコー(超音波)
検査の違い

マンモグラフィは、乳房を圧迫して薄くした状態でX線撮影を行い、小さなしこりや石灰化の発見に適した検査です。
一方、乳腺エコー検査は乳房に超音波を当て、跳ね返った音波を画像に変換して乳房内部をリアルタイムで確認します。特に高濃度乳腺の方でもしこりを見つけやすい特徴があります。
それぞれ異なる特性を持つため、両方の検査を受けることで、乳がんをより早期に発見できる可能性が高まります。

  マンモグラフィ検査 超音波(エコー)検査
診断方法 画像では、脂肪組織は黒く、乳腺組織と病変は白く表示されます。そのため、脂肪の多い乳房では画像全体が黒くなり、白い病変が目立ちやすくなります。一方で、乳腺の多い乳房では画像全体が白くなるため、病変の発見が難しくなります。 画像では、脂肪組織が黒く、乳腺組織は白く表示されます。一方、病変も黒く映ります。そのため、乳腺の多い乳房では画像全体が白くなり、黒く映る病変が見つけやすくなります。一方で、脂肪の多い乳房では画像全体が黒くなるため、病変の発見が難しくなります。
検査に向く乳房のタイプ 脂肪組織が多い乳房の検査に適しています。 乳腺組織が多い乳房の検査に適しています。
利点 初期乳がんにおける石灰化を発見しやすくなります。カルシウム沈着による石灰化を簡単に確認できます。 検査は痛みや被ばくがなく、実施が簡単です。そのため、妊婦や妊娠の可能性がある場合でも、検査を受けることができます。
難点 乳房を圧迫するため、痛みを感じることがあります。20〜30歳代では乳腺が豊富で、病変と正常組織を区別しにくい場合があります。また、レントゲンを使用するため、わずかな被ばくがあり、妊婦や妊娠の可能性がある場合には検査を実施できません。 装置の性能や担当者によって、描出能力に差が生じることがあります。石灰化の発見が難しく、形状や大きさの確認もしづらくなります。そのため、精密検査に繋がりやすく、不要な検査が増える可能性があります。

痛みが不安な方へ

マンモグラフィは、乳房を板で挟み圧迫しするため、痛みを心配する方も少なくありません。
当院では、経験豊富な女性技師が対応し、圧迫を短時間で終えるよう配慮しています。さらに最新機器を使用し、乳房を少し緩める機能で痛みを軽減しています。
痛みが強い場合や高濃度乳腺の方には、乳腺エコーを併用することも可能です。不安がある方は、医師相談しながら適切な検査方法をお選びいただけます。
また、乳房はホルモンの影響で月経前の1週間は乳腺が浮腫むため、マンモグラフィ検査の痛みが強くなりやすい傾向にあります。そのため、月経前1週間から月経開始後を避けることもお勧めします。

被ばくが不安な方へ

マンモグラフィ検査はX線を使用しますが、撮影範囲が限られており、他のX線検査と比べて被ばく量は非常に少ない検査です。さらに、当院では最新の機器を使用しており、低い被ばく量で高画質の画像を取得できるため、自然界で受ける被ばく量とほぼ同じレベルで、安全性の高い検査となっております。

検査費用

乳がんの症状がない方が乳がん検診を希望される際は、自費診療になります。なお、検査で疾患が発見された場合は、保険診療に変更されます。

乳がん検査(マンモグラフィ・乳腺エコー)

検査項目  
画像診断 マンモグラフィ検査
乳腺エコー検査
費用(税込) 9,000円

乳がん検査(マンモグラフィ・乳腺エコー)

検査項目  
画像診断 マンモグラフィ検査 / 乳腺エコー検査
費用(税込) 各5,000円